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「ポルポトは大嘘をついていた。
彼はフランスに留学していたので民衆の集団決起の強さを知っていた。
よって理想国家を作るためどころか、将来自分に歯向かうかもしれない民衆、
その指導者になれそうな教養を持った人間を一掃したかったのだ。
都市に住みメガネをかけているだけで、知識階級と見なされ殺された。
ポルポト兵は、ほとんどが子供で、徹底的な洗脳によってポル・ポトを神と
あがめる狂信的集団に変化していた。命令あれば肉親でも殺せた。
そして、民衆を、少ない食事で朝から晩まで牛馬のごとく働かせた。
その後、虐殺は、無差別化し、粛清がさかんに行われるようになった。
少しでも疑われると一般農民でさえも殺されるようになった。
わずか4年間で国民の3分の１が殺された。」