13/05/06 10:57:46.80 nQyKt8rR
希和子は不倫相手の男の気持ちを繋ぎ止める為に
自分のお腹の赤ん坊を中絶して始末した。
不運にもその手術で不妊になった上に、男の気持ちも離れていき身体も心もズタボロの希和子。
孤独でドン底の希和子は衝動的に不倫相手の本妻の乳飲み子を誘拐。
中絶した赤ん坊に名付ける予定だった薫と名付け“お母さんごっこ”を満喫。
誘拐した恵理菜の人生なんかこれっぽっちも考えちゃあいない。
赤ん坊が生きているのか死んでいるのか分からない状態で
我が子が戻ってくるのを待ち続ける本当の母親の気持ちなどどうでもいい。
赤ん坊の恵理菜には育ててくれる本当の親がちゃんといた。
無理矢理誘拐され逃げ回りながら育てられなくてもいい環境があった。
恵理菜には希和子が必要ではなかった。
希和子が赤ん坊を必要としていた。
希和子自身の支えとして赤ん坊の恵理菜が必要だっただけで
“中絶した赤ん坊の身代わり”が誘拐した赤ん坊恵理菜であった。
一番悪いのは不倫男であるが
かといって本妻の赤ん坊を誘拐していい理由にはならない。
衝動的な犯行だったにせよ、その後少しでも冷静になれば一刻も早く本当の親のもとに返そうとするはず。
それどころか希和子には良心の呵責さえ無く
反省し自首を窺わせる素振りさえ無く、誘拐した子に母親と偽り逃亡し続けた。
と、いったところ。