12/09/09 13:05:36.17 rvnBWCm1
日本人は昔から「見立て」って表現や遊びが得意な人種で、
落語で扇子を煙管や箸の代わりに使ってみせたり、
歌舞伎の黒子は見えない事にしたり、庭園の砂で大海原を現したり、
自分達の「言わずもがなのお約束」で楽しむ事ができる人種らしい。
いや、外国人の子供もままごと遊びでぬいぐるみを子供役にしたり、
土団子のご飯や雑草のサラダなど「見立て」るから人間は皆そうなのかもしれない。
映画好きはテキサンゼロやバルディ艦攻・艦爆が戦ってるだけでも
「おおっ、飛んでる!」と興奮するし、少々変な形のタイガー戦車も「凄い!」となる、
当然、職人が丹精込めた特撮模型なら「本物みたい」と納得してきたのだ。
だから、「永遠のO」も零戦や軍装などあまり凝らなくても、
あの戦争への反省や人間の愛のドラマがしっかり造られていれば良いと願う。
零戦も戦闘場面も当時の建物など細部に拘ってもしょせん映画の「背景」、
同じ特攻隊の悲しみを扱った「The WINDS OF GOD」では
机と椅子だけで特攻機を表していたではないか。