12/05/30 11:24:38.04 /XHa2bwP
(恵理菜、現像され次第にはっきりとしてくる写真を見つめる)
希和子:薫。ありがとう。
ママは薫と一緒で幸せだった。
薫:・・・。
(希和子、胸のあたりから何かを取り出すようにして両手で握る)
希和子:はい、手あげて。
(薫、手の平でお皿を作る。希和子、その何かを渡す)
希和子:はい。
薫:・・・・・なあに?
希和子:ママはもういらない、なぁんにもいらない。
薫が全部もっていって。
大好きよ、薫。
薫:・・・・・・。
(希和子、涙が止まらない)
写真館主人:顔上げて。
カシャ
(恵理菜、その時の記憶が蘇り涙が溢れてくる。耐えられず飛び出していく。)