11/11/22 05:23:02.45 rdaYdkiJ
この監督自身がもともとあった脚本を誤解して読んじゃったんだろうなと最初思った。
この装置は過去の事件現場に居合わせた人物に何の伝達機器も使わずピンポイントで数時間前のその時刻の個人に人格ごと憑依できるタイムマシンだと。
単に誰かの脳内に死者の記憶を展開させて再体験させる装置だという説明しかないように思うのだが。その再体験を繰り返す中でさまざまな結果のパラレルワールドが次々生まれて行く脳内体験。
そしてそれは現実とまったく見分けのつかないリアルな生だったと。
そういう脚本だったのだと想像するんだけど。
ソースコードというタイトルからしても。
平行世界を描いた映画として、SFマインドに溢れた哲学的ストーリーとしてとてもよく出来てるのだけど、
発端がそれだから無解説な霊の憑依的な非科学的な転送方法や、事件時刻の死者が絶対に知り得ない無関係な人間への電話やメールなんかに、
トンデモな印象をつい受けてしまうんだと思う。
本当に事件現場の時刻の過去に意識を飛ばす装置という意図ならデジャブというそっくりな参考作品があるんだからその装置の解説を参考にすればよかったのに。
でも8分間という時間限定なところがこの映画の魅力で緊張感を生んでるいいアイデアだね。
そういえばクリスティーナの顔が一瞬デジタル的に乱れるシーンがあったね。
やっぱこの監督はタイムマシンなのかバーチャルリアリティなのか、この論争をあえて作り出したかったのかもね。
もう長文は控えますのでゴメンなさい。