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■「中国を選べ」と要求
5月15日の朝鮮日報は、中韓の政府間協議の場で中国が「朝貢外交に戻ったらどうか」と言い出した、と報じた(「ついに『属国に戻れ』
と韓国に命じた中国」参照 URLリンク(business.nikkeibp.co.jp))。
5月26日にソウルを訪問した王毅外相も暗にだが、韓国に「中国陣営への回帰」を求めた。中韓外相会談の冒頭で王毅外相は
「国際情勢の深刻な変化により、中国は韓国を緊密な協力者として選択するつもりだ」と述べた。
中央日報はこれを「米国ではなく中国を選べと言う圧迫」と解説した(「ついに『属国に戻れ』と韓国に命じた中国」参照)。
2000年代から中国は韓国に対し、中国包囲網たる日―米―韓の3国軍事協力体制に加わるなと圧力をかけてきた。韓国が米国主導
のミサイル防衛(MD)に参加しなかったのも、この脅しに怯えたためだ。
それがついに2014年、中国は米韓軍事同盟の事実上の解体を要求、さらには中国側に戻って来い、と命じるに至ったのだ。
■バイデン発言をなぞった王毅
王毅外相の「選択」発言は、2013年12月のバイデン米副大統領の発言「米国は韓国に賭ける。韓国が米国の反対側に賭けるなら、
それはいい賭けではない」を意識したものに違いない(「北朝鮮に『四面楚歌』と嘲笑された韓国」参照 URLリンク(business.nikkeibp.co.jp))。
米国が韓国を中国から引き戻そうと「中国に賭けるな」と要求したのに対し、中国も対句のように、我が国を選べ、と命じたのだ。