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鳥インフル 中国でまた死者
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1月22日 22時21分
中国南部の貴州省の病院に入院していた患者が22日、死亡し、毒性の強い「H5N1型」の
鳥インフルエンザウイルスが検出されました。中国では先月31日にも広東省で鳥インフル
エンザウイルスに感染した人が死亡しており、中国政府は感染の広がりに警戒を強めてい
ます。
中国貴州省の衛生庁によりますと、この患者は今月6日から発熱などを訴え、症状が重く
なった19日から貴州省の中心都市、貴陽の病院に入院していましたが、容体が悪化して22
日、死亡しました。この患者からは毒性の強い「H5N1型」の鳥インフルエンザウイルスが
検出され、貴州省は感染経路の特定を急いでいます。患者の性別や年齢など詳しいことは
明らかにされていませんが、貴州省によりますと、密接に接触した人の健康状態にこれま
でのところ異常はないということです。中国で鳥インフルエンザウイルスの感染が確認さ
れた人が死亡したのは、先月31日に同じ中国南部・広東省※深センの39歳の男性のケース
に続いて、この冬2例目です。深センに隣接する香港では先月、鳥を扱う市場でニワトリ
の死体から「H5N1型」の鳥インフルエンザウイルスが検出されています。中国は現在、旧
正月の大型連休中で、帰省や旅行のため移動する人たちが大勢いることもあり、中国政府
は感染の広がりに警戒を強めています。(※センは土へんに川）