日本の古代史 Part6at ARCHEOLOGY
日本の古代史 Part6 - 暇つぶし2ch343:白馬青牛 ◆8mr41B7alChB
12/11/02 01:49:00.03 DAG8SAUc
>>331
>>341の続き。
『南シナ海から揚子江流域、江南の地から九州へと いうのは、漂流ルート
です。私は賛成しないけども、柳田国男説の 「海上の道」の可能性が
あり得るとしたら、これも漂流ルートであって、 本筋にならない。
そういう漂流は軍事侵略と違うので、国家形成に つながらない。
 中国でも江南地方が開発されるのは宋以後のことで、台湾への福建移民
なども、ずっと時代が下がって明代のことです。結局中国が本格的に
南海へ進出するのは、明になってからなんです。鄭和の南海大遠征も
明末ですからね。要するに南シナ海というのは、国家形成の原動力と
しては有効に働かなかったというわけです。たとえばヴェトナムにしても
、あれだけ海岸線の長い国でありながら、海からの侵攻をまるで
受けていない。中国からの侵略軍は漢代から何度も来ているけど、
全部陸路です。大船団がヴェトナム沖に現れるのは、はるか後の明末の
ことです。中国文明というものは、徹底的に大陸文明であって、
海洋的な要素を遂に欠いているわけです。
 日本国家の形成ということを、東北アジア一帯のダイナミックスの
中で考えなくてはいけない。その一環として、ツングースを
母体とする水軍勢力が出た。ユーラシア大陸の東西両端で非常に
よく似たダイナミックスが起こっている。巨大帝国と辺境諸国家群との
抗争と展開の歴史です。
 中国とツングースとを混同してはいけないのです。中国は文明の
中心だ。しかし国家形成は別の力で行われる。ローマは文明の
中心だ。しかし国家形成はゲルマンないしその一派のノルマンの
力で行われる。
 フェニキア貿易国家、ギリシャは単に沿岸国家で、どちらも海上軍事
組織が国家形成につながったという意味での海洋国家ではない。ギリシャ
史をみても海上決戦というのは、サラミスの海戦くらいで、あとは
だいたい陸戦でしょう。古代国家というものは、海と無縁であった。
文明とか技術が海をフルに使う時期に至っていなかったことがあるだろう
けども、日本の文化は、そういう世界史的視点から洗い直してみる
必要がある。』
 まあ、江南、東シナ海じゃ無理じゃし、現代日本人と人種も違うし、
東シナ海の呉越系の南中国人が移民するんは明末以降がほとんどじゃ。
しかも南方系のギリシャや華僑のポリス的経済利益支配の都市移民と
違い、ツングース系は国まで盗るけぇ、北欧ヴァイキング・ゲルマンの
北方型の征服国家形成よ。古代から中世に変わる西欧~極東の朝鮮、日本
の新興野蛮人国家成立の世界史的現象と考えるんが世界史的歴史視野
じゃわい。



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