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>>520 鮎がカジカに変わった
内山りゅう
『紀ノ国 水のいとなみを写す』
旅人:坂崎幸之助
河川や湖の美しい姿と、淡水生物の生態を撮り続けているネイチャーフォトグラァーの内山りゅうさん(48)。
今こだわって撮影しているのは水の姿。紀伊山地の豊かな森が育んだ川に潜り、水中から見た森や、水面に川底が写ってつくられる不思議な風景の写真を撮っています。
多くの人に川や湖の環境を考えるきっかけをつくりたいという思いをこめています。内山さんは、東京生まれ。大学で淡水魚を研究し、もっと生物を記録していきたいとカメラマンになりました。
淡水魚を追い求め、和歌山にたどりつき、12年前白浜に居を構えました。その家を訪ねてきたのは25年来の友人、人気バンド「THE ALFEE」(ジ・アルフィー)の坂崎幸之助さん。
内山さんは、さまざまな淡水生物を撮影するための50もの水槽が並ぶ部屋に坂崎さんを案内し、淡水魚の産卵期に見られる色の変化や稚魚の様子を収めた図鑑をつくりたいという目標を語ります。
この冬、内山さんが狙うのは、日本固有の魚「カジカ」。カジカのオスは、産卵期になると体が真っ黒の婚姻色に染まるといいます。内山さんと坂崎さんは、この真っ黒いオスの撮影のため、その捕獲に挑むことに。
水の惑星地球の美しい姿と、そこに生きる生き物への感動を写真にする内山さんの活動を通して、自然のなかで生きることの豊かさや歓(よろこ)びを描きます。