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世界最大規模の品評会で最優秀の総合優勝に輝いたのは栃木県鹿沼市の
加藤柾男(まさお)さん(68)が所有する体長99センチの「紅白」。
趣味でニシキゴイを始めて30年になるという加藤さんは、アルミニウム製錬の
加藤工業所の経営者で、総合優勝はこれが2度目。「これまでで最高の紅白。
いけると思っていたよ」と水槽内を見つめる表情が自然と緩んだ。総合優勝の
「紅白」を生産したのは「大日養鯉場」(小千谷市)で、こちらは生産したニシキ
ゴイで4度目の総合優勝だった。
中越地震で、ニシキゴイがひしめいていた古志郡の棚田を利用した養鯉池、
ハウス内の池では停電で酸素が回らなくなり窒息死したおびただしいニシキゴイ
の死骸が浮き上がった。「ようやく震災前に戻ったかなあ」と遠くを見るように語っ
たのは間野太社長だ。
「ベルギー」「ドイッチュラント」「スイス」「ホランド」「ホンコン」「タイランド」。
気さくに母国名を教えてくれた海外愛好家はビデオやデジタルカメラ持参。お好
みのニシキゴイを見つけると、手慣れた様子で水槽の酸素を切り泡を消しては
撮影に夢中。生産者との身ぶり手ぶりの意見交換にも熱が入った。品評会を主催
する全日本錦鯉振興会(会長・泉田裕彦新潟県知事)の事務局によると、
「品評会を新潟市で開くのはこれが最初で最後でしょう」。確かに世界各国から
愛好家を集うイベントは東京がふさわしい。
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