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KⅡ3rd「ラムネの飲み方」公演
2012年05月12日（Sat）【SKE48】
凄く厳しい言い方になってしまうが、
この内容だとかなり厳しいかなと思う公演だった。
好きか嫌いかで言えば、はっきりと嫌いな公演だった。
昨日の公演はチームAとチームBという手本がいて、
その手本を彼女たちが彼女たちなりにオマージュした良さがあったが、
今日の公演は彼女たちが何もないところから築いた公演なわけで、
ゼロから築き上げたチームKⅡカラーが、
これだけ無色透明というのは、正直言って非常に厳しい。
まずセットリストがいまいち。
冒頭からの前半4曲はいいのだが、
ユニット以降の楽曲と振り付けがとにかく凡庸。
これは10回も20回も観る公演ではないというのが正直な感想。
その中では『フィンランド・ミラクル』が頭一つ抜けた出来。
あとは適材適所がまったく出来ておらず、
せっかくの個性的な脇役たちを活かし切れていないセットリストだと思う。
具体的に言うと、矢方美紀さん、松本梨奈さん、若林倫香さん、
佐藤実絵子さん、山田澪花さんら頑張っている脇役が
見事に埋没してしまっている。
矢方美紀さんで言えば『校庭の仔犬』
松本梨奈さんで言えば『ウイニングボール』に一応の見せ場はあるが、
少なくとも今日映画館のカメラワークで観た限りでは、
ほとんどそれ以外見せ場らしい見せ場がなく、
小木曽さん、高柳さん、秦さん、古川さん一色。
チームKⅡというのは、
総合力ではこれまで観て来たチームの中でおそらく一番だと思う。
ただ、チームの中核を担うメンバーに、
エースらしいエースがいないチームでもある。
率直に言って、高柳さんも小木曽さんもエースの才覚はないと思った。
私はどうしても高柳さんというと、
昨年の総選挙での発言の印象が強く、
ジャンヌ・ダークのような強い正義感を持った人だと思っていたが、
どちらかというと不器用で非常に線が細いパフォーマンスをする子だった。
昨日と今日のパフォーマンスだけを観て断言は出来ないが、
色々と観て来た感覚で言うと、あまり刺さらない子だと思う。