25/03/20 17:20:13.77 74WGPRK29.net
大の酒好きでありながらも、61歳にしてふと断酒を始めた作家の樋口明雄氏。
とはいえアルコール依存者の断酒成功率はほんのわずかであり、厳しい道が待ち受けている。
そして、断酒を継続する上でやはり避けて通れないのが「しらふで飲み会を楽しめるのか?」という問題だった。本稿は、樋口明雄『のんではいけない 酒浸り作家はどうして断酒できたのか?』(山と溪谷社)の一部を抜粋・編集したものです。
●酒ではなく空気に酔っていただけ!?
呑み会とかバーベキューなどの現場は大いなる試練だった。
まずはビールで乾杯。次は焼酎にするか、それとも日本酒?なんて周囲がいってる中、たった独りでノンアルコール飲料やウーロン茶を飲む寂しさといったらない。
しかも「お前が断酒?冗談だろ?」と、嗤われてしまう。
「無理せずに、たまには少しぐらい呑めば?」なんて声をかけてくる者もいる。
甘言にのせられてちょっとでも呑んでしまえば元の木阿弥。たちまち振り出しに戻ることになる。
ところが、周囲の人間がどんどん酒に酔っていく中で独り素面(しらふ)でいても、意外に悪くないことに気づいた。
自分は自分でちゃんと酒なしで浮かれ騒いでいる。ときとして、呑んでいる者よりもよっぽど酔っ払ったみたいに莫迦(ばか)騒ぎをし、いつの間にか座の会話の中心になっていたりもする。
ノミニケーションなどといわれるように、それまでは