24/10/26 17:55:09.86 mNp8sZ8o9.net
27日の衆院選投開票日に、全国の約4割の投票所が法定の投票終了時間(午後8時)を繰り上げることが総務省のまとめで分かった。
投票立会人の負担を軽減したり、職員の時間外手当を削減したりする狙いがある。
有権者の間では期日前投票が定着してきたものの、「投票の利便性拡大の動きに逆行する」と、慎重な対応を求める意見もある。
栃木県では、県内の全792投票所が午後7時までに閉まる。県都・宇都宮市も、衆院選では初めて投票時間を1時間繰り上げた。
「ちょうど行楽シーズン。遊びに出かけた後、投票するのは難しいのでは……」。
市役所で23日午後7時半過ぎに、期日前投票を済ませた高校教諭の男性(49)はこう心配した。
市選挙管理委員会の大根田清次事務局長は「午後7~8時は投票者が少なく、長時間、従事できる立会人の確保も難しい」と説明する。22年の参院選で、3割超が期日前投票を利用したことも踏まえた。
◼最大4時間
1998年の公職選挙法改正で、投票終了時間は午後6時から2時間延び、午後8時となった。ただ投票に支障をきたさない特別の事情があれば、市町村選管の判断で終了時間を4時間まで繰り上げられる。
総務省によると、今回の衆院選では、全国の投票所4万5429か所中、1万7713か所(39・0%)で投票時間を繰り上げる。繰り上げる投票所の割合は、期日前投票の導入後、初となった05年の衆院選(24・1%)と比べて15ポイント増えた。