24/10/05 09:20:20.03 HkxEJCnS9.net
焼きそばの〝玉〟が食卓の新たな主役として存在感を高めている。
コメなどの価格が高騰する中、2~3玉入りで実勢価格が200円~300円程度と相対的に割安で、調理も簡単なことから頻繁に購入する家庭が増えているためだ。
大手食品スーパーでは販売額が軒並み前年を上回る好調ぶりで、メーカーでも「マルちゃん焼そば」を展開する東洋水産が旺盛な需要に対応するため工場新設を決めるなど、関連業界が焼きそば特需に沸いている。
■値上げしても売上増
大手スーパーのいなげやは生めんタイプの焼きそばの売上高が令和5年10月~6年9月の1年間で前年同期比6・4%増加した。ライフコーポレーションも今年8~9月の売上高が同3・5%伸びた。いずれも比較的低価格なもやしやキャベツとセットで購入する客が多く、いなげやでは「コメの価格が上昇しており、代替として、お手頃価格の焼きそばの玉が買われている可能性もある」と話す。
メーカーの業績も好調だ。トップシェアを誇る東洋水産は、5年4月に「マルちゃん焼そば(3人前)」の希望小売価格(税別)を10%以上値上げしたにも関わらず、売上高は落ちず、むしろ5年度の生めんなど低温食品事業の売上高は前期比7・8%増の569億円に膨らんだ。6年度も同2・8%増の585億円を計画する。同社は右肩上がりの需要に対応するため、約150億円を投じて国内に工場を新設。7年度に生産を開始して、トップの地位を固める考