24/09/17 18:42:47.39 9mIy+V/u9.net
1か月に本を「読まない」とした人が、2018年度の前回調査から15・3ポイント上昇し、初めて6割を超えたことが、文化庁が17日に公表した23年度の「国語に関する世論調査」でわかった。読書量が以前より減ったと答えた人も過去最多の69・1%となった。同庁は「スマートフォンやSNSの利用に押され、『読書離れ』が加速しているのではないか」と分析している。
調査は今年1~3月、全国の16歳以上の男女計6000人に郵送で実施し、3559人(59・3%)から回答を得た。読書の状況については08年度以降、5年おきに調べている。
漫画や雑誌を除く本(電子書籍を含む)を1か月に大体何冊くらい読んでいるかを尋ねたところ、「読まない」と答えた人は62・6%と、18年度の47・3%から急増した。調査方式が異なるため単純比較はできないが、これまでで最も高くなった。
また、本を読まない人に「SNSやインターネット上の記事などの情報を読む機会がどのくらいあるか」を初めて聞いたところ、75・3%が「ほぼ毎日ある」と答えた。
一方、本を1か月に1冊以上読む人は36・9%で、前回より15・7ポイントと大きく減った。1か月に読んだ冊数は「1、2冊」が27・6%、「3、4冊」が6・0%、5冊以上は3・3%でいずれも減少した。
読書量が以前より「減っている」とした人に理由を複数回答で尋ねたところ、「(スマホやタブレット端末などの)情報機器で時間が取られる」が43・6%で最も多く、調査を始めた08年度から3倍に増えた。
文化庁の担当者は「ネットやSNSの文章は短く、簡単に読めてしまう。本でまとまった量を読むことは、思考力を身につける上で、とても重要だ」としている。
2024/09/17 17:00 読売新聞オンライン
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