24/09/05 23:53:32.98 RtikAuLe9.net
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クリヴィー・リフを拠点に戦闘外傷救護を指導しながら戦況をウオッチしてきた元米兵マーク・ロペス氏にインタビューした。
ロペス氏は1974年から30年間、米陸軍で機甲と空挺の任務につき、イラクやアフガニスタンに従軍。2014年からウクライナ軍を現地で指導している。
■ ウクライナ軍はクルスク州侵攻作戦のすべてで優位に
―ウクライナ軍のクルスク州侵攻をどう見ていますか。
マーク・ロペス氏(以下、ロペス) クルスク州侵攻作戦は当初は国境周辺からロシア軍を押し出すためのものだったようだ。
国境周辺に押し寄せた部隊は約2000人。ウクライナ軍の部隊は軽装甲と若干の防空装備を持っていた。
ロシア軍がこの地域を防衛しないとわかると、ウクライナ軍はクルスク州国境地帯の隙を突いて後続部隊を投入した。
追従部隊は8000人の兵士に加え、装甲、機械化歩兵、防空、電子戦、工兵で構成された。
8月31日現在、クルスク州の深さ約25マイル(約40キロメートル)まで約2万人の兵士が展開している。
ほぼ100の村と小さな町、建設地域、物流・輸送拠点、弾薬備蓄地域、ロシア軍司令部が占領された。
さらに多くのウクライナ軍が当初の戦闘部隊を増強している。
橋や物流拠点に対するウクライナ軍の戦術空軍の攻撃により、現在、約3000人のロシア軍が包囲されている。
クルスク州侵攻作戦に続いて、ウクライナ軍は国境を越えてベルゴロド方面へ侵攻している。
西側の支援国に知られることなく、ウクライナはロシアへの攻撃を成功させた。
これらの侵攻はロシア軍の士気に打撃を与え、約500人以上のロシア兵を捕らえ、さらに3000人がクルスク地域の峡谷に閉じ込められた。
戦術的にはウクライナ軍はクルスク州侵攻作戦のすべてで優位に立っている。
■ ロシアの「世界第2の軍事力」という虚像は崩れた
―ウクライナとその国民にとって大きな賭けになります。ゼレンスキー大統領の胸中をどう読みますか。
ロペス ウクライナ北東部の都市ハルキウ市へのFAB(滑空爆弾)攻撃を止めるためにウクライナ軍がロシア領内の奥深くにある
ロシア軍の戦術航空部隊、長距離爆撃機、後方の兵站地域を攻撃するのに、米国とドイツが提供した長距離兵器を使うことを両国は許さなかった。
ゼレンスキー大統領の命令は明確だった。
「国境を越えて、これらの目標を攻撃せよ」「ロシア領内に戦術的な機動作戦基地を構築せよ」。
この戦略は西側諸国には知らされておらず、それゆえロシア軍に壊滅的な打撃を加える統合作戦となった。
―米国とドイツは長距離兵器を使ったロシア領内への攻撃などの問題でゼレンスキー大統領と一定の距離を置いているように見えますが。
ロペス 米国とドイツはエスカレーション・カード(戦争の拡大と核戦争へのエスカレーションを防ぐこと)を使い続けている。これは誤った無駄な議論だ。
ウラジーミル・プーチン露大統領が恐れているのは、ウクライナの力の誇示だけだ。
ロシア軍は世界第2の軍事力を持つ軍隊という虚像は破壊された。米国とドイツは、ロシアがもはや優位に立っていないことを認識しなければならない。
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■ ゼレンスキーの目標は国境沿いに非武装地帯をつくること
―ゼレンスキー大統領の目標は、そしてプーチンの目標は何だと思いますか。
ロペス ゼレンスキー大統領の目標は、国境を守り、ウクライナ領内のロシア軍を壊滅することだ。和平交渉の前に、国境に沿って非武装地帯(DMZ)を設けることだ。
プーチンは3年近く軍隊に血を流させてきた。彼は勝利を望んでいるが、今はクルスク、ベルゴロド方面でロシア軍の壊滅に直面している。
―この戦争はいつまで続くと思いますか。
ロペス 2025年の終わりまでに戦争が終わることを願っている。
―ウクライナ軍は大規模な反攻を実施する準備ができている。
ロペス もしウクライナがクルスク、ベルゴラド方面でロシア軍を破れば、クリミア方面への作戦継続が可能になる。
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