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横浜市のデパートで購入した「うなぎ弁当」などを食べた客147人が、嘔吐や下痢などの症状を訴え、1人はその後、死亡していたことが分かりました。
29日、京急百貨店と伊勢定が会見を行いました。
京急百貨店 金子新司取締役社長
「嘔吐(おうと)・下痢・体調不良のお申し出がございました。このたびは誠に申し訳ございませんでした」
“土用の丑(うし)の日”の「うなぎ」で発生した集団食中毒で、140人以上が被害を訴えています。
昭和21年創業、国産のうなぎや炭にこだわるなど、長い間人々から愛されてきた「日本橋伊勢定」。
京急百貨店などによると、問題が起きたのは、京急百貨店の地下1階にある店舗で、先週24日から翌日にかけて1700個以上販売された商品でした。(※計1761個販売)「うなぎ弁当」や「うなぎ蒲焼」を食べた複数の客が、食後に体調不良を訴えたといいます。
この事態をうけ、京急百貨店と日本橋伊勢定は29日午後、会見を実施しました。
京急百貨店 金子新司取締役社長
「現在、症状が出ているお客様は147名。そのうち、お一人が嘔吐(おうと)の後、病院に搬送され、お亡くなりになられました」
28日午後8時時点で147人が嘔吐や下痢などを訴えていて、このうち90代の女性一人が、因果関係は不明ですが、亡くなっていたことが29日明らかになりました。
横浜市は、“黄色ブドウ球菌による食中毒”と判断しました。
専門家に話を聞きました。
─「黄色ブドウ球菌」とは?
食中毒に詳しい 食品微生物センター 山口憲太代表
「人の手や口の中にいる菌で、お弁当やおにぎりで、よく食中毒が起こる菌です」
─どこで菌が付着?
「一般的には、作業している方の『手』ですね。できるだけ手袋をつけたりして、直接『手』で触れないようにしながらお弁当を作るのが対策になります」
では、今回はどうだったのでしょうか。
伊勢定 富田宗一郎取締役
「手袋の使用は、当日にいたって、なかった。(20名中)5名が、つけていなかったと認識しています」
伊勢定によると、うなぎを焼く職人は手袋の着用義務はありませんが、それ以外のスタッフの着用が社内ルールになっているということで、原因は調査中だということです。
(7月29日放送『news zero』より)
URLリンク(news.ntv.co.jp)
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