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高齢女性2人を車ではね死亡 88歳男に実刑判決 「見通し良く容易に回避できた」 北海道
STVニュース北海道5/30(木) 20:00配信
URLリンク(news.yahoo.co.jp)
2023年10月、釧路市で道路を渡っていた90歳と87歳の女性が、乗用車にはねられ死亡した事故で、釧路地裁は5月29日、根室市の無職・中塚正悦郎被告(88)に禁錮1年4か月の実刑判決を言い渡しました。
検察によりますと、中塚被告は根室から約120キロ離れた釧路市内の病院に車で向かう途中、前や左右の安全確認を十分にしないまま時速およそ42キロで走行し、右から横断してきた2人を見つけ、急ブレーキを踏んだものの間に合わず、はねて死亡させたとされています。
5月9日の初公判で、法廷に車イスで現れた中塚被告は、杖をついてゆっくりと歩いて被告人席から証言台に立つと、「検察官の言う通り。間違いないです」と起訴内容を全面的に認めていました。
中塚被告は「反省している。申し訳ない」と繰り返す一方で、質問の途中で喋り始めたり、質問の主旨が理解できず無言になるため、裁判長らが「聞こえていますか?」「質問の意味はわかりますか?」などと問われる場面も多くありました。
その上で、釧路地検は「事故の数か月前にも交通違反で検挙され運転技術の衰えも感じていたのに運転した過失と結果は重大」として禁錮1年10か月を求刑。
一方の弁護側は「事故を反省し免許も取り消されたため、再犯の可能性もない」などとして執行猶予のついた判決を求めていました。
29日の判決で釧路地裁は「見通しは良好で2人を認識する時間は十分にあり、安全を確認して運転していれば容易に回避できた。結果は極めて重大で2人の苦痛や無念に加え、愛する家族を失った遺族の悲しみは大きい」とした上で、「中塚被告が反省し遺族に対して相応の賠償を支払う見込みであったとしても執行猶予は認めがたい」として禁錮1年4か月の実刑判決を言い渡しました。