24/05/24 22:55:05.03 veSzO1F39.net
近年続くノリの不作、そして価格の高騰。
漁業者からも悲痛な声が上がり、その余波は人気の弁当にも及んでいた。
ところ狭しと並べられ、次々に作られていく「のり弁」。
もちろん“メイン”ともいえるのが「ノリ」。
使っているのは有明海産。香りや味も格別だ。
こだわり抜いたノリは、有明海産の中でも希少なものを使っているという。
海苔弁山登り・三宅弘昭さん:
有明海産の「青混ぜ」という、自然と青ノリが混ざる海域で、その中の初摘みというものを使っています。香りが良くて、やわらかいノリを使っている。
しかし今、ノリに頭を悩まされていた。
それは価格の高騰。
この4月、苦渋の決断で、お弁当の値上げをした。
海苔弁山登り・三宅弘昭さん:
(仕入れは)だいたい10%くらい金額が上がっている状況です。3%ほど平均して価格改定させていただいた。
価格が上がっている背景にあるのは、日本有数のノリの産地・有明海での歴史的な不作。
冷たい海水で育つノリ。
しかし今シーズンは、冬場に温かい日が続き、ノリと栄養分を奪い合うプランクトンが増殖。
加えて、まとまった雨も少なかったことで、成長に必要な栄養分が山から十分に届かなかったという。
こうした原因により、ノリの色落ち被害が相次いだ。
ノリ漁業者 中島龍さん:
雨が少なくて、悪い条件が続いた。1カ月雨が早かったら、良い形(ノリ)ができていたのに、それが残念です。
こちらの養殖場では、ピーク時は佐賀県全体でとれるノリの13%余りを作っていたが、今シーズンはわずか6%ほどに。
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