24/04/30 11:43:13.79 GIL/7dZR9.net
「この人は保守派だ」「この人はリベラル政党を支持している」といった傾向を判断するには、通常はその人の言動などを分析する必要があります。しかし、スタンフォード大学経営大学院の研究チームが、顔認識技術とAIを組み合わせることで、顔を見るだけでその人の政治的指向を正確に評価できると主張しています。
スタンフォード大学経営大学院の組織行動学者であるミハエル・コシンスキー氏らは、まず591人の被験者に対して政治的なアンケート調査を行い、被験者の政治的信条について確認しました。
その後、同じ被験者の顔を独自のAIアルゴリズムでスキャンし、得られた画像データを元にどんな政治的思想を持つかについての評価を実施。その結果をアンケート調査の回答と比較する調査が行われました。実験の結果、被験者の年齢や性別や文化的背景といったデータがなくても、顔の画像だけから被験者の政治的思想を高い精度で判別することに成功しました。
実験の際には、被験者は化粧を落とし、黒いTシャツの着用やヘアゴム、ヘアピン、ヘッドバンドの装着が義務付けられ、バインダークリップで服を隠しました。また、すべてのアクセサリーを取り外し、必要に応じて顔の毛の除去が求められました。つまり、AIは服装やアクセサリー、化粧といった要素で被験者の政治的指向を判別したわけではないというわけです。
アルゴリズムの予測精度について研究チームは「就活の際の面接が仕事の成功につながる可能性の予測や、アルコールが攻撃性を駆り立てる確率と同じくらい」と述べています。
また、今回の実験からは「リベラル派は保守派よりも顔の下側が小さい」「アゴが小さい」「リベラル派は保守派よりも全体的な顔が小さい傾向がある」ということがわかりました。つまり今回の実験からは「顔が大きければ保守派」「顔が小さければリベラル派」という傾向があることが判明しました。
続きはGIGAZINE URLリンク(gigazine.net)
2024年04月30日 08時00分