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17日、新型コロナワクチン接種後に死亡した男女の遺族など13人が、国を相手取って、東京地裁に集団提訴しました。その訴状の中に、当時のワクチン担当相である河野太郎デジタル相と「はじめしゃちょー」(登録者数1090万人)との対談が書かれていたことが分かり、改めて注目が集まっています。
はじめしゃちょーと河野大臣の対談
河野大臣は、コロナ禍だった2021年6月24日、はじめしゃちょーと対談。「いつワクチンは打てるようになるのか」「ワクチンをどのくらい打ったら大丈夫なのか」「いつコロナは収束するのか」といった質問の中で出た話題が「ワクチンの副反応」についてでした。大臣は自らワクチン接種した後の感想として腕の痛みを訴えつつ、「1日経つと、だいたい副反応はなくなります」などと解説していました。
また、「熱が出てキツいなと思ったら解熱剤を飲んでもらえばいいし、痛み止めを飲んでも構わない」とも述べ、「そんなに怖がる副反応では決してないし、効果が非常にあるワクチンなので、そこはぜひ打ってもらいたい」と希望。
アレルギー症状が過敏に現れる「アナフィラキシーショック」について聞かれると、「100万人に何人という感じで起きますが、日本でもアナフィラキシーが起きているケースがありますけども、お医者さんはちゃんと診ててくれるので、全員治療して回復しています」と告げます。
続けて同大臣は「アメリカで2億回ぐらいコロナウイルスのワクチンて打ってるんですけど、2億回打ってワクチンで死んでる人は1人もいない。もう断言してる。そんなに心配することはないと思います」とも言及。はじめしゃちょーは「良かった~」と安堵していました。
集団提訴の内容
今回、訴えを起こしているのは、ワクチン接種後に死亡した8人の遺族、そして接種後に副反応の健康被害を受けた5人の計13人。国に対し、総額9152万円の損害賠償を求め、東京地裁に集団提訴しています。
原告の主張には、
国がワクチン接種を、新聞広告、テレビCM、果てはユーチューバーまで使って広報するなどして強力に推し進める一方、歴史上、類を見ない頻度で接種後の副反応報告が挙がった。そして、その中には重篤な後遺障害や死亡例も多数含まれていたにもかかわらず、そのようなマイナス情報については国民に事実上広報しないまま、接種を推し進め被害を拡げたことに対する責任を問うことを主眼とした訴訟である
と記されています。さらに訴状には、先のはじめしゃちょーとの対談での「2億回打ってワクチンで死んでる人は1人もいない」といった発言を取り上げながら、動画が投稿された前日の同21年6月23日、副反応検討部会の報告として、同月6月13日までの累計接種回数2368万5319回の中で死亡報告数が254件、そのうち「関連あり」として報告されたものが20件あったことを公表。
その上で、アメリカでなく、日本での現実の接種を答えるべきで、「大臣による隠ぺいと評せざるを得ない」と糾弾しています。総じて原告は、こうした国ぐるみのワクチン推進の広報活動の裏で、副反応や死亡例を適切に報告せず、リスクの十分な情報提供をしなかったと訴えているようです。
今回の報道を受けて、2人の対談動画のコメント欄には改めてさまざまな意見が寄せられ、「テレビのニュースでも取り上げられてましたね」「テレビで訴訟を起こされるというニュースを見て飛んで来ました」「はしめしゃちょー、この動画を消さずにきちんと残してくれありがとう」といった声が寄せられています。
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