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北陸新幹線の金沢―敦賀間が延伸開業して16日で1カ月、その影響は名古屋にも及ぶ。名古屋市と福井市を結ぶ高速バスの路線で利用者が増え、3月は前年比で1・4倍増だった。その要因の一つとして、新幹線延伸によって鉄道での移動に「乗り換え」が必須になった影響があるようだ。
16日、名古屋駅近くの名鉄バスセンターで福井県坂井市の主婦(52)が福井駅行きの高速バスを待っていた。
昨年から愛知県内の大学に通う息子に会うため、行き来をするようになった。高速バスを使う理由は、「一番は値段。新幹線は東京へ行くのに便利だと思うけど、名古屋ならバスでいい」。
この日もリュックサックを背負い、左右の肩にはトートバッグ。日用品などを持ち歩くといい、「荷物が多いので、乗り換えがないのがいい」と話し、正午発のバスに乗り込んだ。
延伸前から上がっていた疑問の声
3月のダイヤ改定では、JR特急「しらさぎ」の運行区間が短縮された。それまで名古屋―金沢間を走っていたが、同月16日の北陸新幹線延伸に伴い、しらさぎの運行区間が金沢、福井の手前にある敦賀(福井県)までとなった。
このため、名古屋から福井を…(以下有料版で,残り1071文字)
朝日新聞2024年4月17日 6時30分
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