「わずかな人にわずかな効果だけ」紅麴事件でわかったサプリのワナ…「機能性表示食品」はただ申請するだけの “ザル” 表示 [ネギうどん★]at NEWSPLUS
「わずかな人にわずかな効果だけ」紅麴事件でわかったサプリのワナ…「機能性表示食品」はただ申請するだけの “ザル” 表示 [ネギうどん★] - 暇つぶし2ch1:ネギうどん ★
24/04/08 11:07:20.21 SO8zc3RD9.net
 小林製薬が発売したサプリ「紅麹コレステヘルプ」による健康被害報告が相次いでいる。現在までに5人が死亡。同社製の紅麹はOEM供給され、他社製品にも利用されており、サプリメントのリスクがあらためて問われている。
 2014年、『病気になるサプリ 危険な健康食品』という著書を刊行し、警告を発していたのが東京大学非常勤講師の左巻健男氏だ。
 左巻氏は長年の理科教諭としての経験にもとづき、疑似科学の研究を続けてきた。そこで、健康食品のなかに科学的根拠を持たない怪しげな製品が多くあると認識し、健康被害の報告例も検証。そして、こう断言する。
「結論から言えば、ごく少数のサプリに、健康な人にとってわずかな効果が認められるだけ。病気持ちの人には、むしろマイナス面を増幅させる危険性が高い」
「紅麹コレステヘルプ」については、「機能性表示食品」の認可を受けているのが問題だ。この制度ができる2015年4月以前は、機能性を表示できる食品は、国が個別に許可した特定保健用食品(トクホ)と、国の規格基準に適合した栄養機能食品に限られていた。
 しかし、安倍晋三政権の成長戦略の一環で制度が改変。星の数ほど健康食品があるなか、機能性をわかりやすく表示した商品の選択肢を増やせば、消費者が購入しやすくなるだろうという目論見だった。
 ただ、トクホは効果や安全性について国が審査をおこない、消費者庁長官が許可したものだが、機能性表示食品はあくまで事業者の責任において、科学的根拠にもとづく機能性を表示したもの。消費者庁に届け出るだけで、パッケージに「機能性表示食品」ともっともらしい表記が可能となる。
 消費者からすれば、機能性表示食品と謳ってあれば、それだけの効能が約束されていると捉えがちだ。しかし、実態は “ザル” のような仕組みなので、結果として薬害ならぬ “食害” がこれまでも一定数起きてきた。
 被害が今も昔も多いのはウコンだ。肝臓にいいとされる生薬だが、それは「健常者にとってのこと」と左巻氏。
「日本肝臓学会が2005年に『民間薬および健康食品による薬物性肝障害の調査』というデータを発表しました。薬物性肝障害の要因のうちいちばん多かったのがウコンで、全体の24.8%と断トツでした。
 薬物性肝障害とは、文字どおり、薬物を服用した結果、肝臓が炎症などを起こすことです。アルコールなどと同様、健康食品のなかにも、過剰摂取すれば肝臓が分解しきれず、かえってダメージを受ける成分が含まれる場合があるのです」
 同調査では、死亡例も3件報告されているが、うち1つがウコンによる急性肝炎から多臓器不全に至った例だ。この患者はそもそも肝硬変を患っていたという。同調査では、ウコンの効能自体が肝臓の負担となり、肝障害を引き起こす例だけでなく、アレルギー性由来、あるいはウコンに含まれる鉄分の過剰摂取由来の例も報告されている。
 左巻氏によると、ほかに多いのがクロレラだという。
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