24/02/19 12:33:01.91 gHVx4cns9.net
URLリンク(news.yahoo.co.jp)
ロシアの反政権運動指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏が過酷な環境で知られる北極圏にある刑務所で死亡したことに関し、
露当局がナワリヌイ氏を事実上、「殺害した」との見方が出ている。
ロシアではプーチン政権に批判的な活動家や野党政治家などの「不審死」が相次いでおり、ナワリヌイ氏が死亡した経緯も詳細は明らかになっていない。
独立系人権団体「OVDインフォ」などによると、ナワリヌイ氏を追悼するために政治的弾圧による犠牲者の記念碑などに献花に訪れた人たちは
「これは殺人だ」「私たちは諦めない」などと書かれた紙を掲げ、政権批判の声を上げていた。
プーチン大統領の故郷、西部サンクトペテルブルクでは2日間で少なくとも129人が拘束された。
抗議行動は16日、ドイツなど欧州各地の露大使館前でも展開された。
「私が殺された場合、伝えたいメッセージは『諦めるな』だ」
2022年のドキュメンタリー映画「ナワリヌイ」で、ナワリヌイ氏は命が狙われていると自覚し、
殺害された場合にロシア国民に何を訴えたいかを監督に問われ、こう答えていた。
「もし(プーチン政権が)私を殺すと決めれば、それは我々がとてつもなく強いということだ」とも述べ、抵抗を呼びかけていた。
ナワリヌイ氏の死因を巡って露国営メディアは「血栓症」と伝えたが、詳細には踏み込んでいない。
15日に開かれた裁判にオンラインで出廷した際の動画では、健康不安の兆候は見られなかったという。
独立系紙「ノーバヤ・ガゼータ」編集長としてノーベル平和賞を受賞したドミトリー・ムラトフ氏はナワリヌイ氏が「懲罰房で低カロリーの食事しか与えられず、
3年間の拷問に苦しんだ」と指摘し、当局が「殺害した」と非難した。
2000年から政治実権を握り続けるプーチン氏を批判してきた要人らは露国内で活動ができなくなっている。
女性記者のアンナ・ポリトコフスカヤさんや野党指導者のボリス・ネムツォフ元第1副首相はいずれも射殺された。
元露情報機関員のアレクサンドル・リトビネンコ氏は亡命先の英国で放射性物質ポロニウムを盛られ、死亡した。
元「石油王」ミハイル・ホドルコフスキー氏は約10年間の服役後、亡命した英国を拠点に反政権メディアなどを運営しているが、露国内での影響力は限定的だ。