24/02/17 16:27:19.84 kQ5tgvrp9.net
インターネットに公開された情報は、一度、SNSなどで拡散されるとなかなか消すことが出来ずデジタルタトゥーとなることが社会問題となりつつある。そんななか、官庁が公表する不正受給者リストが半ばデジタルタトゥー化しており、公表された個人の人生が大きく変えられてしまった例もある。ライターの宮添優氏が、軽い気持ちで持続化給付金の詐取を実行したことによって、いまもコロナ禍の重苦しい生活が続いている人たちの後悔と苦悩についてレポートする。
【中略】
視線を落とし、寂しげにこう話すのは中部地方在住のフリーター・籠島諒平さん(仮名・23歳)。実は籠島さん、経済産業省が逐次発表している、コロナ禍における持続化給付金などの「不正受給者」のリストに名前が載り、世の中に広く公表されてしまった1人。きっかけは当時、専門学校生だった籠島さんが、地元の先輩である飲食店経営者に「名義だけ貸して」と言われたことだった。
その時は単なる学生だったんですが、個人事業主とかフリーのライターってことにすれば100万円がもらえると聞いたんです。最初は悪いことではないのか、と頭をよぎりましたが、コロナで緊急事態だしみんなも生活が苦しいから同じようなことをやっているとか、国も見逃してくれるとも先輩は言っていて、それならと思いお願いしたんです」(籠島さん)
【中略】
大きく報じられた人やグループだけではなく、籠島さんのように、後日、経産省に「公表」されてしまった個人の不正受給者が現実には数多く存在している。彼らの多くは、自分の存在はニュースになっていないし、自分さえ黙っていればやり過ごせるだろうと思っていたはずだ。
【中略】
公表されることを聞き、なんとか名前を伏せて欲しいとお願いしましたがダメでした。実はちょうど就活のタイミングと被っていて、内定先にバレたらどうしよう、と気が気でなくなり、結局就職を諦め、学校もそのまま辞めました」(籠島さん)
【中略】
区役所の窓口で「返す金を貸して欲しい」
コロナ禍における中小企業経営者や個人事業主の苦しさと言ったら、想像を絶するものだっただろう。特に居酒屋は、飲酒の席が感染しやすいからと様々に制限され、客からも敬遠された。しかし、それでも歯を食いしばって乗り越えた市民が大半であり、血税が原資である給付金を不正に受給することは、やはり許されないのである。しかし、不正受給に関与した人の中には、自分の行いの清算すらできない人もいるようだ。
関東南部の区役所勤務・富田真二郎さん(仮名・40代)が明かす。
「役所に来て土下座したり、200万円にして返すと泣きつかれたこともあります。ただ、所管が違うし、我々に直談判されても困るというのが正直なところです」(富田さん)
続きと中略はYahooニュース NEWSポストセブン 2024-02-17 16:15
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