23/12/20 12:05:46.37 DmXJmUkY9.net
ダイハツで発生した不正認証問題は、2023年5月19日にダイハツロッキーとトヨタライズを出荷停止に追い込み、数万台規模の注文取消にまで発展している。ダイハツの動きが止まってしまった中、トヨタの新車OEM供給体制に動きがあった。
この後、ダイハツは一体どうなってしまうのか!? 文/ジョー城ヶ崎、写真/トヨタ
■ルーミー突然の生産終了!?
現在トヨタが、ダイハツからOEM(もしくは共同開発)を受けて販売している車種は6車種ある。
驚異的な販売台数を誇るルーミー、大人気だったライズの登録車2台と、コペンGR SPORT、ピクシスエポック・トラック・バンの軽自動車4台だ。
特にライズとルーミーは、トヨタでも主力を張れるほど売れていた。
しかしライズの不正認証問題が発覚してから、ルーミーも一時出荷停止を余儀なくされる。
その後、ルーミーだけは生産を再開したのだが、つい最近になって現行型ルーミーが生産終了を迎えると、複数のトヨタディーラーから情報を得た。
この生産終了を次期型へ向けた準備と捉える動きもあるが、打ち切りと表現する店も少なくない。
次期型の登場時期は、現段階でトヨタ販売店に通知されておらず、現行型終了から新型登場までは、かなり間が空きそうだ。
2023年6月にはピクシスジョイ、9月にはパッソが生産終了を迎えた。今回のルーミーに加えて、ピクシスバンとピクシストラックも、現行型オーダーを終了している。
ドミノ式にオーダーを打ち切り始めたダイハツOEM車種群。何か嫌な予感がする。
コペンGRとピクシスエポックは辛うじて残っているものの、その先行きは不透明。ダイハツOEMが、トヨタラインナップから消滅するというシナリオも、現実味を帯びてきた。
■売りたいプロボックスの増産まさかのNG
ダイハツで生産を請け負うトヨタ車にも、心配な動きがある。
現在、ダイハツ工業の工場で生産されているのは、ルーミー・ライズ・ピクシスシリーズ・コペンのOEM車と、プロボックス・タウンエースのトヨタビジネスカーだ。既にタウンエースはトヨタディーラーで注文受付ができなくなっている。
加えて、生産が順調とは言いがたいのがプロボックスだ。
全国のトヨタディーラーからは、プロボックスの増産要請が今年の10月に出されている。その回答が11月中旬に届いたのだが、気になる答えは、調整がつかずの「増産NG」だった。
ハイエースとともに、トヨタ販売店の法人需要を支えるプロボックスへ突き付けられた、まさかのNG対応。トヨタディーラーも、これには驚きを隠せない。
幸いにもプロボックスに関しては、次期型の予定が既に組まれているという。改良型の登場は24年3月頃だ。しかし、数か月間プロボックスの販売ができないのは痛い。販売現場では、急ぎ対応を続けている。
■心配の声多数……ダイハツよ、元気を取り戻せ!
長いトンネルに入ってしまったロッキー・ライズの不正認証問題。2023年にはムーヴやトールのモデルチェンジも控えていたはずなのだが、新型車発表も延期に次ぐ延期となった。
問題解決への糸口が見えない現状を打破するためなのか、トヨタがダイハツ生産の車両から、一時的に手を引こうとする動きが垣間見える。
11月に入り、矢継ぎ早に流れてきたルーミー・ピクシス・プロボックスのオーダーストップ。販売店では冷静な対応が続けられているが、現場のスタッフからは「ダイハツは大丈夫だろうか」と心配する声も聞こえてくる。
ダイハツの販売現場では、新型モデルが待てど暮らせど登場しないこの状況に、焦りの色も見え始めた。
乗換えの計画を立てていた顧客と商談が進まない状況が続き、長年かけて築き上げてきた信頼関係も、揺らぎ始めているという。
トヨタが完全子会社化したダイハツのOEM販売から、完全撤退することは無いと思うが、少なくともダイハツがトンネルを抜け出すまで、トヨタ販売店におけるダイハツOEMは「無いもの」とするほかないだろう。
トヨタとしては早期に手を打ち、販売現場の混乱を最小限に抑えたいところだ。
しかし、トヨタ・ダイハツ販売店にとって、ルーミー・トールとライズ・ロッキーは、納期が短く売れるクルマだっただけに、注文停止の打撃は大きい。
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ベストカーweb 2023年12月19日
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