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川口のクルド人は「夜の巡回」で共生を目指す SNSで強まる非難…でも「この街を故郷と思っている」:東京新聞
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
2023年11月22日 06時00分
埼玉県川口市とその周辺のクルド人らが、夜の巡回と清掃に力を入れている。交流サイト(SNS)でクルド人を非難する書き込みが増え、住民との間でトラブルも発生したことを受け、日本の生活ルールを広め、地域で共生するのが狙い。背景には、強制送還を容易にする来年の改正入管難民法施行への危機感もある。
クルド人 「国を持たない最大の民族」と呼ばれ、トルコ、イラク、シリアなどにまたがって居住している。トルコでは弾圧が激しく、多くの人が難民として逃れており、国連によると2011年から10年間で世界各国で約5万人のクルド人が難民認定された。日本でも埼玉県川口市や蕨(わらび)市に多く住んでいるが、国内で難民認定された例は北海道での1人にとどまる。
◆「話せば分かる」歩いて声かけ
肉を焼く香りが漂う、JR蕨駅(蕨市)に近いケバブ料理店。夜8時、店の前に男女15人が集まった。解体や建設などの仕事帰りのクルド人や中学生、日本人の姿も。リーダーはクルド人団体「日本クルド文化協会」代表理事のシカン・ワッカスさん(32)。商店街を歩いて回り、ごみを拾うと、車に分乗してコンビ�