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計画へのパブリックコメントには647の個人・団体から1090件の意見が寄せられた。最も多かったのが、ネコの殺処分につながることへの懸念。計画は殺処分を前提としないと強調しているが、治療の施しようがないけがや病気、長期間譲渡先が見つからない場合などはその限りではないとみられる。5者は年内に住民説明会を開き、理解を求める方針だ。
計画に反対する個人や愛護団体は今年3月に「全島島猫会議」を設立し、計画の撤回を求めて署名活動などを実施。「命を選別する権利はない」「ネコが希少種を傷付けた数のデータはあるのか」などと批判していた。
環境省によると、22年度にはネコの唾液がついたヤンバルクイナの死骸が6羽発見された。実際の件数はさらに多いとみている。
希少種の保全やネコの適正飼育に関わってきたNPO法人どうぶつたちの病院沖縄の長嶺隆理事長は、これまで3村や県などがそれぞれ対策してきたことを連携して集中的に取り組むことに意義があると指摘。「世界自然遺産に登録され、国や県はやんばる地域の生態系保全を約束した。自然環境にとっても、人やネコの福祉の観点からも、全てのネコが室内飼育されることは必要だ」と話した。
【写真】捕獲した絶滅危惧種の鳥・ベニアジサシをくわえるネコ、狙うネコ
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沖縄タイムス 2023年10月28日 7:33
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