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安倍晋三元首相の死去から約1年がたち、岸田文雄首相の後任を見据える「ポスト岸田」を狙う有力候補の構図にも変化がみえる。安倍派(100人)の動向も焦点だ。
茂木派(平成研究会、54人)を率いる茂木敏充幹事長は、安倍氏や第2派閥の麻生派(志公会、55人)会長の麻生太郎副総裁と会食を重ねてきた。安倍、麻生両氏の後押しを得て、3派を中心に首相の座を射止めるのが有力な戦略の1つだった。
しかし、安倍派の先行きが不透明なうえ、麻生派には「ポスト岸田」をうかがう河野太郎デジタル相が所属するなど一枚岩ではない。茂木氏は派閥横断的な支持拡大が課題となる。
前回の総裁選で首相と争った河野氏は、党員・党友による地方票で首位に立ったが、国会議員票が伸びなかった。安倍氏は皇室や原子力政策を中心に相いれない河野氏の首相就任は「絶対にNG」(周辺)で、こうした考えは安倍派におおむね受け継がれている。
マイナンバーのトラブルを巡っては、担当閣僚として批判が集中しており、「選挙の顔」として再浮上できるか注目される。
高市早苗経済安全保障担当相は安倍氏という大きな後ろ盾を失い、厳しい状況にある。保守層で人気が根強い高市氏は、前回総裁選で安倍氏の支援を受け、国会議員票は首相に次ぐ2位だった。ただ、無派閥の高市氏の党内基盤は弱く、支持は広がりを欠く。
安倍氏の地盤である衆院山口新3区の支部長となった林芳正外相も有力候補だ。首相の座を目指し、令和3年衆院選で参院からくら替えした。林氏は首相が率いる岸田派(45人)ナンバー2の座長を務め、首相を支える立場だ。当面は実績を作り、時機を待つことになりそうだ。(児玉佳子)
産経ニュース
2023/7/6 21:44
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