23/05/28 16:05:53.71 KMAtG8CY9.net
URLリンク(news.yahoo.co.jp)
香港の香港中文大学の研究グループは
「小児の受動喫煙への曝露量が多ければ多いほど近視の発症が早くなり、中等度~強度の近視に至るリスクの増加が明らかになった」と発表しました。
この内容について郷医師に伺いました。
[この記事は、Medical DOC医療アドバイザーにより医療情報の信憑性について確認後に公開しております]
■研究グループが発表した内容とは?
編集部:
香港の香港中文大学の研究グループが発表した研究内容について教えてください。
郷先生:
今回紹介するのは、香港の香港中文大学の研究グループがおこなった研究についてです。研究結果は「JAMA Network Open」に掲載されています。
受動喫煙と小児の近視リスクについての関連性を示唆する報告がある一方、受動喫煙は遠視の増加をもたらすとの報告もあり、
その影響については一貫したエビデンスが得られていませんでした。
研究グループは6~8歳の1万2630人を対象に調査をおこなったところ、32.4%の4092人が受動喫煙の曝露グループ、67.6%の8538人が非曝露グループでした。
これらのグループの解析をおこなった結果、非曝露グループと比べて曝露グループでは近視屈折が有意に大きく、眼軸長(AL)は有意に伸長していました。
また、家庭での喫煙本数1日10本を1単位とした場合、曝露量が1単位増えるごとに等価球面度数(SE)は有意に低下し、眼軸長も有意に伸長していたとのことです。
受動喫煙曝露による中等度近視の罹患オッズ比は1.30で、強度近視の罹患オッズ比は2.64となり、いずれも有意な数字を示しました。
今回の結果について、研究グループは
「小児の受動喫煙は屈折異常や眼軸長の増大、近視罹患率と関連するだけでなく、近視の早期発症や重症化とも関連することが確認された。
受動喫煙は曝露される年齢が低ければ低いほど、近視罹患に与える影響は大きい」とコメントしています。
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