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話題となっている「高齢者の集団自決」発言。高齢者を“お荷物”のように見ている人たちに向けて
高齢者に関する研究活動を行う筆者が伝えたいこととは―。
「高齢者は老害化する前に集団自決、集団切腹みたいなことをすればいい」。経済学者・成田悠輔氏の発言が話題となっています。
議論するに値しない発言とはいえ、高齢者を単なる“お荷物”のように見ている、彼ほど過激ではないものの似たような考え方の人に
NPO法人「老いの工学研究所」理事長を務める筆者が伝えておきたいことがあります。
●「支えられる側」に回らざるを得なくなった高齢者
まず、高齢者は現役世代の負担によって支えられる側になりますが、これは、高齢者が積極的に支えられる側に回ろうとしたのが
原因なのではなく、そもそも、国としてそのような制度設計をし、それを放置してきたことが原因です。
超高齢社会になるのは何十年も前から分かっていたにもかかわらず、例えば、企業の「定年退職制度」を法的に容認し続け
(欧米の多くの国では禁止されている)、年齢を理由にまだまだ働ける人を辞めさせ続けた結果、労働や収入を得る機会を失って
支えられる側に回らざるを得なくしたわけです。
今になって「リスキリング」などと言っていますが、何十年も前から中高年の再教育に予算を割いて注力していれば
生涯現役で働ける人はもっと増えたはずです。それに、リタイア後の社会参加の機会を提供する努力も不十分でした。
ボランティアや地域活動、収入を伴う労働などに関する情報提供は、今もおおむね民�