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毎日新聞最終更新 2/16 18:28
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山梨県の新型コロナワクチン政策を批判して、長崎幸太郎知事ら宛てにカッターナイフの刃や脅迫文書が入った封書を郵送したとして山梨県警捜査1課と甲府署は16日、長野県小布施町の無職、高野伸一容疑者(51)を脅迫容疑で逮捕した。「山梨県知事や県庁宛てに脅迫文書を送ったことは間違いありません」と容疑を認めているという。
逮捕容疑は、2022年1月と3月の2回、長崎知事や県幹部職員らに対し危害を加える内容の脅迫文と、刃物を入れた封書を郵送し脅迫した、とされる。郵便物の発送元の捜査などから、高野容疑者が浮上した。小布施町によると、高野容疑者は元町職員。
県によると、封書は知事、幹部や県庁の部署宛てで、新型コロナワクチン接種を推奨する県を批判する内容が記載され、むき出しになったカッターナイフの刃が同封されていたという。県は脅迫行為として甲府署に被害届を提出していた。
容疑者逮捕を受け、長崎知事は「脅迫や暴力行為で主張を押し通そうとする卑劣極まりない行為。逮捕の報に接し安堵(あんど)の念を覚えている」とのコメントを出した。【宮田哲】