23/01/16 08:28:59.94 /EAGGSLO9.net
日常的に自宅周辺で5人以上と接している人は、交流人数が少ない人よりもインフルエンザワクチン接種率が高い傾向にあるとの研究結果を、
東京大と東京医療保健大の研究チームが発表した。
接種の動機が自分自身の重症化予防だけでなく、周囲への配慮も影響している可能性が示唆されるという。
成果をまとめた論文は、国際ワクチン学専門誌「Vaccine:X」電子版に掲載された。
チームは、新型インフルエンザ流行後の2011年、東北地方に住む20~79歳約10万人を対象に実施した健康意識などに関する調査結果を活用した。
そこから5002人分を無作為抽出して解析した。
その結果、20~64歳(3162人)の場合、自宅周辺で5人以上と交流のある人のインフルエンザワクチン接種率は、
4人以下しか交流のない人の約1・4倍だった。性別や職業、医療機関へのアクセスなど他の要因を考慮しても、交流人数が接種率に有意に関連していた。
赤林朗・東京大教授(医療倫理学)は「今回の結果からは日本人の利他性(人のために行動すること)が示唆される。
別の感染症のワクチン接種を呼びかける際に、『他人への感染拡大を防ぐ効果がある』などのメッセージを盛り込むことが効果的なのではないか」と話している。
URLリンク(news.yahoo.co.jp)