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宮城県の村井知事は10日の記者会見で、加速する少子化や人口減少への対策として外国人の受け入れを進めるべきとの考えを明らかにしました。
村井知事:
「少子化対策は非常に重要なことで、日本人を減らさないことは非常に重要だが、どのような対策をとっても人口減少というのはなかなかすぐに抑えるのは難しい。人口が減る、少子化になることを前提とした政策に思い切って踏み込むタイミングだと思う」
岸田総理が、今年の優先課題として掲げた「異次元の少子化対策」について「評価したい」と述べた村井知事。出生率を上げるための政策に加えて「人口減少や少子化を前提とした政策に踏み込むタイミングに来ている」と主張しました。
村井知事は、「ドイツも少子化が進展しているが、移民受け入れで人口は減少していない」と指摘。その上で、日本の外国人受け入れの現状について持論を展開しました。
村井知事:
「日本は、技能実習生を受け入れているが、本音は労働力不足を補うこと。建前は実習、教育。本音と建て前を分ける政策よりも、実質的に、この国が将来成り立つためには、外国人をどんどん受け入れていくことも考えていくタイミングだ」
村井知事はこのように述べ、国に対し、外国人受け入れ本格化に向けた議論の加速化を求めました。
村井知事は2021年の知事選で、外国人の呼び込みを目的に、公的機関が関与した日本語学校の開設を掲げています。記者会見で、村井知事は、「日本語学校については来年度事業として市町村営で進められるよう、できれば2か所で動き出すように検討を進めている」と述べました。
東北放送
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