22/11/07 09:43:58.22 VqBgWhAv9.net
「ワクチン反対なのは仕方が無いし、家族といっても個人の意見だから尊重しようと思いました。でも、今の家族を見て、もう昔みたいな仲には戻れないし、何より許せないと思いました。今後、少なくとも私から連絡をとることはありません」
涙声でこう訴えるのは、九州出身で東京都内在住の看護師・堀田映子さん(仮名・30代)。医療従事者の堀田さんは、コロナ禍直後から勤務先の病院が新たに設置したコロナ病棟に勤務し、2週間近く自宅に帰ることができないなど、過酷な状況下で仕事をし続けた。もちろん、ワクチン接種をいち早く済ませ、医療従事者として自身が感染することのないよう、最善の注意を払ってきた。
九州で暮らす高齢の両親、そして弟夫婦のことも気にかけ、週に一度は「感染しないよう気をつけて」「ワクチンは早めに打って」と電話で話をしたという。しかし、妻と子供の3人で地元で暮らす弟は、いわゆる「反ワクチン」。妻と子供にもワクチンを打たせないどころか、両親にまで「打つな」と強要していた。医療従事者としては、忸怩たる思いだったという。
「もちろん、ワクチンは強要されるものではありませんが、接種しないよう強要するのもおかしいと弟には話しました。それでも、姉ちゃんはテレビや新聞しか見ないから遅れている、ネットにはいろんな情報があって自分は勉強しているので間違いないと頑な。悲しかったですが、それでもやっぱり弟。見放すことはできず、いつも体調を気にしていました」(堀田さん)
昨年、そんな反ワクチン主義の弟の子供がついに感染。症状は軽かったものの、同居する家族も「みなし陽性者」としてカウントされ、そのおかげで一人頭約10万円、計30万円ほどの保険金を得たのだという。そして、弟の所業が堀田さんを激怒させた。
「感染者にカウントされればお金がもらえると知り、感染している可能性が低くない状態で、弟は実家に行ったんです。そして、自ら保健所だか病院に電話をし、両親もみなし陽性者にカウントされるのではないか、そう問い合わせをしていたんです」(堀田さん)
その事実を打ち明けてくれたのは、他ならぬ両親であったが、両親も「もらえるならもらわないとねえ」といった感じで、これもまた、堀田さんを激怒させ、絶望させるには十分だった。
「反ワクチンと言いながら、そんなに薄っぺらだったのかと。同じ家族だと思ってきましたが、こちらの気も知らないであまりにも無責任、非人道的だと、弟だけでなく両親のことも軽蔑しています。ワクチンについて弟と意見が合わなかったときも家族が分断された、と感じていましたが、今回は本当の分断。私が引いちゃってるんです」(堀田さん)
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