22/08/27 13:13:30.37 S8PWgTRy9.net
ウクライナ情勢を背景にしたエネルギー、食料などの価格高騰で、生活保護を利用する人々の暮らしが脅かされている。
保護費は従来と変わらないのに、光熱費や生活必需品の高騰で家計が圧迫されるためだ。
憲法で保障された「健康で文化的な最低限度の生活」が危ぶまれる事態に、利用者からは「どうやって生きていけばいいのか」と助けを求める声が上がる。
8月6日午後、東京・新宿。じめじめした曇り空の下、都庁前の高架下に500人を超える行列ができ、支援団体がパンや米、果物などの袋詰めの食料を配っていた。
新型コロナウイルスの感染拡大以降、毎週見られる光景だ。その中に、新宿区に住む女性(72)の姿もあった。
女性は福岡出身で、静岡の機械工場で雇い止めに遭い、約10年前に仕事を求めて上京した。
次第に持病の影響で体力が低下して働けなくなり、今は生活保護を受けてアパートに1人で住む。
月の保護費から区役所や病院との連絡に使う携帯電話代や家賃を除くと、残る生活費は6万5000円ほどという。
上昇する光熱費。なるべく部屋にいる時間を減らそうと、生活保護世帯に支給される無料乗車券で都営バスに乗り、暑さをしのぐこともある。
コロナの感染状況を考えれば長時間の外出は避けたい。自宅にいればエアコンを使わざるを得ない。
「今月の電気代はいくらか、請求書が来るのが恐ろしい」。財布を開くと1000円札が4枚と、小銭が少し。
女性は「これでどうやって生きていけばいいの? 毎日、地獄のような苦しみだよ」と、涙声で訴えた。
都庁前の支援現場では、高齢者以外の姿も目立つ。杉並区で1人暮らしをする男性(46)は心身の不調からタクシー運転手の仕事を辞め、生活保護を利用している。
最近は閉店間際のスーパーで半額の弁当を買うことが増えた。「もともと保護費だけで暮らすのは厳しいのに、物価が上がったら暮らしていけない」。
涼しいコンビニや図書館で過ごし、家では「暑くて頭がくらくらっとしてから」ようやく、エアコンをつけるという。
精神障害があり、生活保護を利用する荒川区の女性(60)は電気代もガス代も払えていないという。
「頂いたお金(保護費)で、なんとかやりくりしないといけないと思っています。でも、もう少しケアしてもらえないかな……と願っています」。そう話し、うつむいた。
(以下略、全文はソースにて)
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