[ここ壊れてます] .net
私有地に無断で入る。勝手に枝を折る。
鉄道ファンによる迷惑行為で住民とのトラブルが相次いだことから、自治体が無料の撮影スポットを準備する取り組みを始めました。
島根県津和野町にある「本門前踏切」。
この日は、カメラを構える鉄道ファン「撮り鉄」が全国から集まり、踏切の周りは超・密な状態です。
駅員がメガホンで警備に当たるほどの混雑状態。
脚立や三脚を並べる「撮り鉄」たちは、道路にはみ出したりしながら列車の撮影に必死です。
この日の撮り鉄の目当ては「DLやまぐち号」、しかも重連。
ファンにとっては、「SL」もさることながら、実はディーゼルの「DL」も相当な人気なんだとか。
この踏切は長い直線のちょうど真ん中付近にある絶好の撮影スポットで、全国から「撮り鉄」が訪れます。
ただ、トラブルも…
津和野町商工観光課 堀重樹 課長
「こちらの方で、多くの方が写真を撮られています。ただ現地の道路が町道なんですけど、狭い所で、そこに多くの方がいらっしゃいますので、地元の方とちょっとトラブルが起きたりすることが以前からありました」
無料の駐車場を用意するも…撮り鉄のマナーに困惑
津和野町はこれまでも様々な対策を講じてきました。
撮影が終わった撮り鉄たちが、ぞろぞろと移動していく先にあるのは無料の駐車スペース。
実はこの場所、駐車トラブルが絶えないことから、町が用意したものです。
ただ、そこに掲げられた看板を見ると…
「立ち小便厳禁」
「エンジンをかけたままの駐車により住民の皆さんが困っています」
地元の方は、マナーの悪さに困っているようです。
撮り鉄の中には、無断で付近の私有地に入ったり、木の枝を折ったりする人もいるとのこと。
そこで町は地元の人と相談して、踏切横の休耕田170平方メートルを撮影場所として無料開放することにしました。
津和野町商工観光課 堀重樹 課長
「町の方で無料の撮影の場所を確保いたしましたので、今後は道路にはみ出して撮影されることのないよう、利用していただけたらと思います」
職員が草刈りをして準備する撮影スポット。
町はひとまず2023年3月末まで開放して、トラブルが解消されるか様子を見ることにしています。
津和野町商工観光課 堀重樹 課長
「場所としては必ずしも撮影に適した十分な場所とは言えないかもしれませんけど、いくらかでも混雑を解消するために協力をして頂ければと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします」
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山陰放送2022年8月26日(金) 18:34
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