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2022年08月23日15時41分
新型コロナウイルスに感染した岸田文雄首相は2022年8月22日、首相公邸でテレワークに臨んだ。午後にはオンラインで取材を受け、その光景が注目されている。
官邸に設置された大型ディスプレイ前に記者団が集い、画面越しに首相が話す様子が「シュールすぎる」ためだ。なぜこの形式になったのか。
海外でも話題に
首相は冒頭、コロナ感染による職務への影響について「テレワークで職務を継続できるよう、官邸と公邸との間に光ファイバーによる専用会議システムを整備させ、万が一の場合に備えてきました。こうした準備をいかし、早速、本日からリモートでの執務を開始しました」と軽微だと話し、記者からの問いかけに答えた。
25分ほどの会見では、首相が映るモニター前に記者が集結した。画面を正面にロープパーテーションが左右にハの字で置かれ、十数人の記者が起立してペンを走らせた。ボイスレコーダーを画面に向けて手を伸ばす人物もいた。
この模様が報じられると、ツイッターでは形式を巡り議論を呼び、「シュールすぎる」「リモートの意味とは」「わざわざ密になる必要なくない?」などと指摘された。AFP通信の記者や仏紙「リベラシオン」特派員が紹介し、海外圏でも広まっている。
官邸報道室は23日、J-CASTニュースの取材に「官邸で通常通りぶら下がり会見をやって、総理だけオンラインというそれだけです」と違和感はないとし、記者クラブからも完全オンラインにするなどの要望は「なかったんじゃないかと思います」。
問題はなかったため、今後も同様の形式でぶら下がりをする可能性があるという。
URLリンク(www.j-cast.com)