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大石航樹
公開日 2022/8/20(土)
URLリンク(nazology.net)
世界初、サルを人工的にうつ病にすることに成功 / Credit: 東北大学 – 世界初の脳活動の操作による霊長類うつ病モデル(2022)
参考文献
世界初の脳活動の操作による霊長類うつ病モデル
URLリンク(www.tohoku.ac.jp)
元論文
Depression induced by low-frequency repetitive transcranial magnetic stimulation to ventral medial frontal cortex in monkeys
URLリンク(pubmed.ncbi.nlm.nih.gov)
うつ病の患者数は年々増加の一途をたどっており、社会的損失も大きいことから、早急に克服すべき問題となっています。
一方で、うつ病を理解するための先行研究は、げっ歯類を用いたものがほとんどで、よりヒトに近い霊長類を対象とした研究が期待されていました。
そこで、東北大学大学院 生命科学研究科は、東京大学、昭和大学と共同で、ニホンザルを用いた動物実験を実施。
非侵襲的な脳活動の操作により、世界で初めて、サルに人工的にうつ病を発症させることに成功しました。
また、抗うつ薬の投与により症状の寛解にも成功しており、うつ病の病態と発症メカニズムの理解に大きな一歩を進めています。
研究の詳細は、2022年7月7日付で医学雑誌『Experimental Neurology』に掲載されました。
世界で初めて、サルを人工的にうつ病にする
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