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「日傘を差すことで『男らしさ』への縛られ具合がわかって面白いですよ」
安藤健二
2022年07月01日 17時44分 JST
記録的に早い梅雨明けのあと、日本列島では「災害級」の暑さが続いています。7月1日には東京都心は7日連続の猛暑日となり、最高気温37.0度を記録しました。
こうした中で熱中症対策に効果的なのが、日傘です。2016年の研究結果によると、晴天時に日傘を使用することで、頭部の体感温度が3.9~9.3℃低下。全身の体感温度も1~2℃低下することが実証されました。しかし、ハフポスト日本版が2020年に集計したアンケートでは日傘を使っているのは女性が8割なのに対し、男性は5割と低迷しています。
熱中症対策として効果的なのに「日傘は女性が差すもの」として抵抗感がある男性もいるのではないでしょうか。「男性学」を専門とする社会学者の田中俊之さん(46)もその一人でした。大妻女子大学人間関係学部で准教授を務めています。
数カ月前、折りたたみ式の雨傘兼用の日傘を購入したものの、雨天のときにしか使っていませんでした。6月30日朝、大学への通勤時に思い切って、人生で初めて日傘を差してみたところ、直射日光をしのげて非常に快適だっただけでなく、ある気づきがありました。
これまで「男らしさ・女らしさにこだわる必要はない」ということを著書などで訴えてきた田中さんですが、日傘に関しては差すことに「恥ずかしさ」を感じていたそうです。思い切って差してみたところ、自分を縛っていた「男らしさの呪縛」から解き放たれて、「すごく自由を感じた」とハフポスト日本版の取材に話しました。
■田中俊之さんとの一問一答
URLリンク(www.huffingtonpost.jp)