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ウクライナの国家安全保障国防会議(NSDC)傘下偽情報対策センターは、ロシアのプロパガンダメディアが日本の鈴木宗男参議院議員を利用してウクライナをロシアとの協議に向かわせようと試みているとの見方を示した。
23日、偽情報対策センターがテレグラム・チャンネルで報告した。
報告によれば、6月22日、鈴木氏がロシアの国営メディア「リア」に対して、ロシアの対ウクライナ全面的戦争の責任はウクライナにあるとコメントしたとし、さらには「キーウ政権がミンスク諸合意を履行しなかったことに責任がある」と述べたという。
加えてセンターは、鈴木氏がこれまでもウクライナに速やかに降伏するよう発言していることを指摘し、具体的に、6月16日にヤフー・ニュース・ジャパンに掲載された「女性自身」の記事にて鈴木氏が、ウクライナが西側の支援なく自前で戦えないのなら、犠牲者を増やさないために潔く降伏することが重要だとの趣旨の発言をしていることを指摘した。
同時にセンターは、この記事にて、鈴木氏の発言に対して、ウクライナの領土一体性を支持している日本社会から批判の声が殺到したと書かれていることも紹介している。
その上で同センターは、6月26日にドイツで開催されるG7首脳会談を前に、ロシアは自らに忠実な政治家を通じてウクライナを協議へと向かわせようとする努力をこれまで以上に活発化しているとの見方を示している。
23.06.2022 15:00
URLリンク(www.ukrinform.jp)