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腹部を不適切に切開、女性患者死亡 男性医師を書類送検 警視庁
5/20(金) 15:03配信
URLリンク(news.yahoo.co.jp)
東京都北区の「村岡医院」で平成29年、女性患者=当時(46)=の腹部の一部を不適切に除去する手術などを行い傷害を負わせたとして、警視庁捜査1課は20日、業務上過失傷害の疑いで、執刀した男性医師(69)を書類送検した。女性はその後、死亡した。
捜査1課によると、書類送検容疑は29年7月と10月に北区の医院と足立区の別の医院で、左足の浮腫の治療が必要な女性患者に対し、適切な検査を行わず、医学的根拠が乏しいまま、左腹部の脂肪を除去したほか、左足を切開し、全治不詳の傷害を負わせたとしている。
女性は23年ごろから看護師として医院で勤務。左足に浮腫を発症し、24年から約5年間、治療も受けていた。複数回にわたり足の甲やふくらはぎなどを切開。足への体重の負担を軽減する名目で、腹部の脂肪切除手術も実施されていた。
29年10月の術後に体調が悪化し、女性は転院した別の病院で死亡。女性の親族から相談を受けた警視庁が事故後に関係先を家宅捜索。手術のカルテを押収するなどして捜査を進めていた。
その結果、業務上過失傷害罪の公訴時効(5年)が迫る中、資料の検証や医学専門家の意見から、浮腫の治療として、医師が腹部と足へ手術を実施したことは不適切だと判断した。
医院は13年に開業。足立区など計3カ所で医院を展開し、内科や外科などの診療を行っている。