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2022/05/04 09:10
【リビウ=上地洋実】「恐怖で震えが止まらなかった」―。マリウポリから逃れたマリア・ブドビチェンコさん(17)が、ウクライナ国外からオンライン取材に応じ、1か月前、現地で「選別収容所」と呼ばれる場所でロシア軍から受けた尋問の一部始終を語った。
ブドビチェンコさんと家族3人は退避ルートの小さな街ヤルタで露軍に阻止され、父と2人で収容所に連行された。尋問室でパスポートや携帯電話のデータを調べられ、指紋を採取された。父は尋問担当者から「ロシアをどう思うか」などと質問され、敵対的な人物かどうかを調べられた。
ブドビチェンコさんは、尋問室に通される際、兵士らの会話を耳にしたという。
「選別を通過できなかった10人以上は撃ち殺した」
容赦ない尋問、父は片目を失明
尋問を受けた父は、兵士から暴行を受けて片目を失明した。
「選別収容所」は、クリミア半島の保養地と同名の親露派武装集団が支配する小さな街ヤルタにあった。ブドビチェンコさん、母、妹を乗せて父が運転していた乗用車はヤルタを出発しようとした際、親露派兵士に止められ、誘導された。
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
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