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安倍晋三元首相が岸田文雄首相の特使として10~13日の日程でマレーシアを訪問し、イスマイルサブリ・ヤーコブ首相と会談するほか、現地の経済関係者らとの意見交換などを行った。
日本の経済成長を手本とするマレーシアの「ルックイースト(東方)政策」導入40周年を記念し開催された講演では、両国関係のさらなる発展や国際社会における課題での連携を訴えた。
(中略)
■戦略パートナーとして協力強化へ
12日午前にはマレーシア国際イスラム大学(IIUM)で政治経済学の名誉博士号を授与され、東方政策40周年の記念講演を行った。
安倍氏は、東方政策の導入から30年を迎えた12年にマレーシア政府が「東方政策2.0」を発表し、同政策は新たな段階に入ったと指摘。
これにより、▽アグロテクノロジー(農業技術)や自動車産業、防災、環境などの分野における先進技術
▽クリエーティブ産業や教育などのサービス産業▽課題解決やリーダシップなどの組織管理技術―での協力に重点を置く方針が打ち出されたことに言及した。
その上で、40年の節目に当たって、「マレーシアの伴走者として東方政策を全力で支援していく」と表明。
「新型コロナや気候変動、地域の安全保障環境などの課題に対し、基本的価値や戦略的利益を共有する戦略的パートナーとして、
協力のすそ野を広げる時期にきている」と述べ、2国間関係をさらに強化していく考えを示した。
また、インド太平洋地域で存在感を高める中国を念頭に、法の支配に基づく自由で開かれた海洋秩序の維持・強化に向けて、
マレーシアを戦略的パートナーとして従来以上の協力を実現する決意を表明。ロシアのウクライナ侵攻については
「力による一方的な現状変更の試みは国際秩序の根幹を揺るがす行為であり、断じて許すわけにはいかない」と非難した。
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