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ウクライナが犯したたった一つの罪は、欧州に近づきたいと思ったことだ―。ロシア軍による侵攻が始まったウクライナの首都キエフで、元駐欧州連合(EU)ウクライナ大使のコスタンティン・イエリシェフさんは25日、欧州メディアにそう語った。
オンラインメディア「EUオブザーバー」によると、イエリシェフさんは東部ドネツク出身。駐EU大使や大統領補佐官を経て、キエフでシンクタンクを設立した。今は家族を避難させたうえで自らはキエフにとどまっているという。
イエリシェフさんは、「(EU指導者が)侵略の瞬間まで私たちを放っておいたことを恥じるべきだ」と述べ、24日のEU首脳会議で合意した制裁内容を批判した。
首脳会議では金融やエネルギー分野での制裁強化などが決まったが、各国の主要金融機関が参加する国際銀行間通信協会(SWIFT)からの排除など、ウクライナが求めていたより厳しい措置は見送られた。ロシアからの天然ガス輸入などに依存する欧州経済への影響を懸念したことが一因とみられる。「(EUは)ベルギーのチョコレートやビールを楽しむライフスタイルを守った。人間の命よりも経済的幸福を選んだ」とイエリシェフさんは憤った。
1991年に旧ソ連から独立したウクライナ。ロシアと敵対するゼレンスキー政権や親欧米派の国民らは、EUや北大西洋条約機構(NATO)への接近を試みてきた。その思いが踏みにじられつつある中で、イエリシェフさんは「欧州の人々が(ウクライナの平和を求めて声