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【ロンドン=佐竹実】英保健安全局は15日、新型コロナウイルスのワクチンを2回接種した人は後遺症にかかりにくいとの調査結果を発表した。ワクチンを接種していない人に比べて後遺症が出る確率が半分程度だった。同局は「ワクチンは重症化を防ぐ最善の方法であり、長期的な影響を減らすことにも役立つ可能性がある」としている。
同局が国内外の15の研究を分析した。新型コロナの後遺症は、英語では「ロングCOVID」とも言われ、英国の人口の約2%が疲労や息切れ、筋肉や関節の痛みといった症状を訴えているという。
変異型「オミクロン型」は重症化率が低いほかワクチン接種が進み、基礎疾患がない場合は感染しても軽症や無症状の人が多い。ただ一部では長期間の後遺症に悩むケースが報告されている。
日本経済新聞 2022年2月16日 3:24 (2022年2月16日 3:33更新)
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