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【スクープ】パンの「神戸屋」が小売り事業縮小へ、資源インフレで悶絶
ダイヤモンド編集部
堀内 亮:記者
今週の週刊ダイヤモンド ここが見どころ
2022.1.31 4:25
パン製造販売の神戸屋が、「神戸屋キッチン」などの小売り事業の大幅縮小を進めていることが分かった。首都圏の複数の不採算店舗を中心に、閉店が広がる見通しだ。
小麦粉など原材料の高騰とコロナショックが重なり、戦略転換を余儀なくされているのだ。『週刊ダイヤモンド』2月5日号の第1特集「インフレ到来」では、世界的なインフレと円安の中で、日本企業が悶絶するさまをレポートしている。(ダイヤモンド編集部 堀内 亮)
1918年創業の製パン業界の老舗
「神戸屋」の店舗が次々と閉店
神戸屋は1918年に大阪で創業した製パン業界の老舗。主軸事業はスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどへの卸売りで、売上高約434億円(2020年12月期)の9割がこの事業だ。
企業規模としては山崎製パンやフジパングループといったトップ群に続く中堅メーカーながら、ベーカリーワールドカップ日本代表を多数輩出するなど、技術力の高いパン職人を豊富に揃えているのが強みだ。
小売り事業では「神戸屋キッチン」「神戸屋レストラン」などのチェーン名で、関東・関西を中心に店舗を展開。美味しいパンの食べ放題といったサービスが人気を集めてきた。店員が着用している青のギンガムチェックのユニフォームも「かわいい」と好評で、トレードマークになっていた。
ところが今、神戸屋はこの人気店舗を相次いで閉めざるを得ない局面にある。トリガーを引いたのは資源インフレだ。
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資源高が神戸屋にとどめを刺した
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