22/01/29 08:50:53.18 q4IMsnMA9.net
米国で新型コロナウイルスワクチンの子どもへの接種が遅れている。5~11歳への接種開始から約3カ月たつが、少なくとも1回接種した割合は3割にとどまる。
変異型「オミクロン型」の広がりで子どもの感染や入院が高水準に達しており、地方政府や学校は対策を急ぐ。
米疾病対策センター(CDC)は2021年11月、5~11歳向けの接種を勧告した。
27日時点で少なくとも1回接種した5~11歳の割合は約30%、接種完了割合は約21%だった。
接種ペースも緩やかだ。カイザー・ファミリー財団(KFF)によると、
12~15歳は接種開始から15日で1回目の接種割合が2割に達した。一方で5~11歳は39日かかった。
オミクロン型のまん延で懸念が高まるのが子どもの感染だ。
米国小児科学会(AAP)によると、20日までの一週間の新規感染者数は100万人を超えた。
全体に占める子どもの割合も上昇を続けており、4人に1人が子どもだった。
子どもは重症化しにくいとされるものの、感染者の急増により入院も増えている。
17歳までの新規入院者数は19日から25日の平均で1日あたり806人。昨秋のピークの2倍超の高水準だ。
17歳までの累計死者数は700人を超える。
東部ニューヨーク州では入院した5~11歳のうち9割がワクチン未接種だった。
子どもの入院の半数は接種対象外の0~4歳という。同州は今月中旬から子ども向け接種の促進策を始めた。
「医者、母親、祖母として、5~11歳の接種を強くお願いする」。同州保健長官代理のバセット氏が保護者に呼びかける内容の動画広告を作成した。
学校などに子ども向けの接種会場約80カ所を開設。今週末までに約1400万個の検査キットも学校で配布する予定だ。
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