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上毛新聞社 12/13(月) 6:04
発達障害のある子どもはコミュニケーションや学習面などに困難を抱え、学校生活で苦労することがある。保護者も悩み、疲弊する場合が少なくない。国の調査では小中学生の6%程度に発達障害の可能性があるとされ、大人になってから診断を受け、初めてその状態に気付く人も。近年、複数の著名人が自身について公表するなど理解が進んできたが、これまで表立って語られることが少なかった。発達障害の「リアル」に迫った。
衝動的行動
「3歳の夏、夜中に水遊びをすると言って急に起き出し、制止を振り切って家の外に出てしまったことがあった。衝動的過ぎて驚いた」。群馬県の西毛地域の主婦、田中敦子さん(41)=仮名=は、発達障害のある高校1年生の長女(16)の幼いころを振り返り、苦笑した。
長女は、保育園に入ったころから他の子どもと異なる行動が見られた。だが、就学時健診は「異常なし」。児童相談所で検査も受けたが、結果は発達障害とまではいかない「グレーゾーン」。不安を抱えたまま、小学校進学を見守った。
学習面で支障が出始めたのは2年生のころ。算数の計算でつまずいた。漢字ドリル4ページ分の書き写しに3時間かかったことも。深夜まで泣きながら鉛筆を握る姿に胸が痛んだ。
5年生のとき、情緒障害の特別支援学級に入れることも考えたが、学区外の学校にしか設