21/12/12 11:09:29.49 MhZZb7qJ9.net
「先進国で最低」。日本に対してよく使われるようになった言葉だ。「先進国で唯一」も悪い意味での使用が増えた。その最たるものに「賃金」がある。平均賃金が先進国で最低であるばかりか、先進国で唯一、直近30年間で賃金がほぼ上がっていないのだ。「豊かな国」だったはずが、どうしてこうなってしまったのか。岸田文雄首相は「賃上げ」を最優先の政策課題にするものの、賃金を生む源泉の労働者の生産性も先進国で最低だ。生産性のない日本に賃上げは可能なのだろうか。
クルマが買えない日本
最近、クルマ好きの間で静かな変化が起きている。輸入車を長らく乗り継いできた人が国産車に乗り換えるか、車を手放すようになっているのだ。一部の富裕層を除いて。彼らは口をそろえてこう言う。「輸入車が高くなって買えない」
日本で人気の輸入車の代表格、独メルセデス・ベンツの中間グレード「Cクラス」のセダンで、排気量2リットルクラスのエンジンを積む「C200」を例にとる。日本での価格は平成10年ごろは400万円前後だったが、25年ごろに500万円を超え、昨年からは600万円を上回った。
もはや一般的なサラリーマンが手を出せる価格ではなくなった。メルセデスに限らず、BMWやアウディも同様だ。もちろん、自動ブレーキなどの安全装置を積むことで生産コストが上がっている側面もある。しかしそれ以上に、世界の物価上昇に日本がついていけていない現実を突きつけられる。
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